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    なんちゃって寂聴さんからのメッセージ

    • 2013.03.20 Wednesday
    • 08:45
     
     昨日、息子の新しい装具を作りに成育医療センターに行って来た。
     帰りのバスで一緒に乗り合わせた隣りのおばあちゃんが息子に飴をくれ、
     こんなふうにわたしの耳元でささやいた。

    「子育てっていうのはね、子供を自由にさてあげることなんじゃよ」

     おばあちゃんは4人の子育て経験者。
     ニコニコ笑顔がとっても素敵だ。
     子供たちはみなすでに独立し、今日はおじいちゃんと2人で競輪でエンジョイするらしい。
     なんて楽しい老後だろう。

    「動けるうちに動いとかんと。
     これはわたしがこの人生で学んだ大切な教訓じゃ。
     動けるうちに動いとかんと。
     こんなふうに杖を使うようになったら、旅行にも行かれへん。
     行けるうちに行かないと、な」

     自分に言い聞かせるような話し方だった。
     週末から行くバンコクはお金もかかるしちょっと勇気が要ったが、
     やっぱり行けるうちに行かないと、な。
     
    「わたし、ガンなんだよ。
     見えんじゃろ?
     いつ神様が向かえにきても、もう覚悟はできておる。
     こんなふうな話をいつも会う人会う人にしていると、
     なんちゃって寂聴さーん、と拝まれるんじゃ(笑)」

     ガンすら笑い飛ばす「なんちゃって寂聴さん」。
     子供を自由にさせるのは、何かを決める時、選ぶ時、進む時、子供に決めさせること。
     放任では決してない。

     なんちゃって寂聴さん、貴重なメッセージをありがとうございました。



     
     

    もうすぐバンコク

    • 2013.03.18 Monday
    • 08:50
     春休み、バンコクに行ってくる。
     息子2人を連れて、ベトナム経由で。
     チケットを買っただけで、まだなんの準備もできていない。
     原稿の〆切は本日。
     
     さあ、がんばるぞ。
     1つ1つ、1歩1歩。
     それだけがゴールするための秘訣。

     CCRが歌っている。
     きみは止まない雨を見たことがあるかい?

     コツコツ、1歩1歩。
     歌を聴いていたらご機嫌になってきた。
     いざ、バンコクへ向けて。

    将来の息子の嫁と「幸せの豆腐づくり」

    • 2013.03.17 Sunday
    • 05:20
     
     長男の学校のイベント「豆腐づくり」のお手伝いに行ってきた。
     〆切をかかえて忙しいさなか、わたしもよくぞまあ行ってきたものだ。
     ずっと前に申し込んだものし、いまさら行かないわけにはいかない。
     なぜならお母さんの助っ人がないと、火は使うし、鍋で熱湯は沸かすし、包丁も使うから危険なのだ。

     長男は小学3年生になり、大豆づくり農作業体験を行った。
     狛江は枝豆栽培で有名だが、地元のおじさんに大豆作りを指導してもらいながら、自分たちで大豆を育てて収穫したのだ。
     自分たちが育てた大豆の最終仕上げとしての豆腐づくり。
     みごとな教育だ。

     子供たちが豆腐を作っている一生懸命な姿、
     できあがった大豆の美味しさ、
     栽培指導をしてくれたおじさんを呼んでの感謝の気持ちを伝える会。
     これらを見られた。
     涙が出てきた。
     行ってよかった。

     わたしがフォローに入った斑には、なんと「最初で最後のラブレターの彼女」がいた。
     どんな女の子かは以前書いたブログで紹介しているが、息子がうまくできないことを手伝ってくれる心優しい女の子。
     じっさいに一緒に豆腐を彼女と作ったが、先生の話を聞く態度がしっかりできていて、斑のみんなへの気配りが見事で、やるべき行程の適切な指示出しをみんなにし、片付け、拭き掃除、動いていない男子への叱咤激励などなどとにかく手際がいい。
     さすがユーゴーが見込んだだけの女子である。

     できあがった豆腐を食べた時に彼女が上げた、
    「美味しいー!」
     という歓声、あの笑顔。
     こっちまで幸せな気持ちになった。
     まるで将来の息子の嫁と台所仕事を一緒にした気分♡
     
     幸せな豆腐づくりでした。


     

    ハムよりチョコのほうが好き!

    • 2013.03.14 Thursday
    • 08:41
     
     わたしはハムよりチョコのほうが好きだ。
     お歳暮のハムより、ヴァレタインチョコのほうが気持ちを伝えやすいからだ。

     2013年、わたしは男女合わせて30人にチョコをあげた。
     英語教室のポスターを好意で貼ってくれている酒屋のおじさん、新潟秋田の叔父・祖父、近所のおじさんなどなど。
     
     ヴァレンタインのあの盛りあがりに比べたら、ホワイトデーというのはなんと地味なイベントであろう。
     だからこそホワイトデーにお返ししてくれる人に出会うと、感動する。

     今年は4人の方々からお返しを頂いた。
     そのうちの1人がマンションの5階に住む「カブトのおじちゃん」。

    「カブトのおじちゃん」とは2年ほど前に越してきた年輩のご夫婦。
     引っ越し作業中に階段ですれちがう時に軽く会話を交わした程度だが、うちの2人の息子を見て、自分たちにもすでに独立してしまったで2人の息子がいることを話してくれた。

     去年、夏休みで息子が宿題をやっていたら、5階のご夫婦がわが家を訪れ、マンションの入り口でたまたま見つけたというカブト虫を息子たちのために持ってきてくれた。
     ティッシュの箱にサランラップを張りつけた手作り虫かごに、メロンまで添えられていた。
     感動。
     それ以来、5階のご夫婦は、カブトのおばちゃん、カブトのおじちゃんになった。

     クリスマスやハロウィーンなど、折りにふれて息子たちのためにプレゼントをくれる。
     本当にありがたい。
     こちらが負担にならない程度の値の張らない気取らないおやつで、しかもさりげなくドアノブに掛けておいてくれるのだ。
     だから、わたしもさりげなくドアにメモでお礼の気持ちを貼っておく。

     日頃の感謝の気持を込めて、今年のヴァレンタインでは「カブトのおじちゃん」にチョコをプレゼントした。
     そしたら今朝、ホワイトデーのプレゼントがドアノブにかけられていた。
     こんなメモと一緒に。
     
     おつき合いには煩わしさもあるが、おたがいに距離感を保ってルールを守れば、人付き合いほど人生を豊かにしてくれるものはない。
     年に一度の味噌作りで集う友人。
     誕生日でプレゼントを交換し合うママ友。
     カブトのおじちゃん、おばちゃん。

     わたしの人生がどんどん豊かになっていく。



     

    マラソンと小説は同じ行為

    • 2013.03.11 Monday
    • 18:52
     
     わたしは小説は書かない。
     書けないからだ。
     0からなにかを作り上げる創造的行為として小説より、わたしは料理や裁縫といった実用的な方面を好む。

     村上春樹はスパゲッティを茹で、靴を磨き、マラソンを愛する人間だが、彼にとって小説を書くことはマラソンとまったく同じであることが自分が書く作業に没頭しているとよくわかる。

     わたしは足が遅いので子どものころから短距離よりも長距離のほうを好んでやってきたが、いま依頼を受けた仕事はまさに長距離マラソンと同じだ。
     
     ページ数はか限りなく少なく(ほんの96ページ程度)で、分量的には中距離にも満たない程度の量だが、依頼から締め切りまでたった3日しかなく(通常はあり得ないスケジュール)、迷っているヒマもないし、なにかを模索したり深く調べたり検討しているヒマはまったくない。

     頭のなかで
     サクサク
     と文章を書き進める音が聞こえてくる

     サクサク。
     まったくそんな感じだ。
     滞りなく筆をすすめる。
     こんな感じを村上春樹だったらどんな比喩を使って表現するのだろう。

     サクサク。
     なんと心地よい響きだろうか。
     いまは息子たちの夕飯の準備を終わらせ、ビールを2本ほど飲んでこのブログを書いているが、寝不足のせいで非常に酔いのまわりが早く、なんだかとっても気持ちいい。
     まだほんの24ページしか書き終えていないし、
     明日は英語のレッスンがあるし、
     ずいぶんまえに依頼を受けた原稿も明日には書かなければならない。

     サクサク。
     新雪を踏んでいるようないい気分。
     ほろ酔いです。


     

    自分との対話だけで納得できる?

    • 2013.03.05 Tuesday
    • 09:36
     
     ダンナがつぶやく。
    「いいね、それ」とか、
    「このへんがグッときますね」とか、
    「この感じでいいんじゃない?」とか、
    「じゅうぶん頑張っていますよ」とか、
     そんな言葉を他人に言われなくても、自分で自分を納得させたい、と言う。

    「は??」
     どうしちゃったんだろう、うちのダンナ(笑)。

    「人間って、やっぱり他人から『いいよね、それ』とか『じゅうぶん頑張っていますよ』と褒められたり認められたいものではないだろうか。それナシで前に進むのはけっこう大変だと思う」
     とコメントした。

     ライターや作家の場合なら、いちばん最初に文章を見せる編集者がどんな反応をするのかが、楽しみのひとつでもある(最近では原稿をメールしても、うんともすんとも言ってこない編集者も驚くほど多いが)。

     生きていると毎日落ちこんだり、ダメな自分を責めたりしてしまうが、そんな時、
    「あなたはじゅうぶん頑張っていますよ」
     などとやさしく言われたいものである。
     FBの「いいね!」と同じである。

    「おれたちはもう、他人から後押しされたり、応援されたり、共感されたりなどがなくても、前に進める段階にそろそろきているように思う」
    「お、おれたち???!」

     いやいや、わたしはまだまだ他人の手助けなしでは前に進めません。
     どうぞ、お一人でどうぞ。
     味噌作りのときある人が、
    「わたしって、時々なんにもしたくなくなってドスーンと落ちこんだり、そうかと思えば、なんてわたしって才能があるの!なんて一人で盛りあがったりするんですよ」
     と言っていた。
     なーんだ。わたしだけじゃなかったんだ。 
     安心。

     他人とちょっと会話を交わすだけで、前に進めることも多い。
     いま読んでいるのは、まるでだれかと会話を交わしているような気分にさせ、前に進めそうな気にさせてくれる本だ。その本とは、
    『「これだけは、村上さんに言っておこう」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける330の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか?』(朝日新聞社刊)

     比喩はいかに鍛えるか/村上さんの「ものさし」は?/自信はすぐ持てますか?など、一般ピーブルから寄せられた質問に村上春樹が答えるというもの。

     読んだら、
    「この感じでいいんじゃない?」
     と自分の生き方が肯定できるような気がしてきた。

     
     

    2013年味噌作り!

    • 2013.03.04 Monday
    • 14:23
     
     2013年の味噌を仕込んだ。
     
     初めて自分で作ったのがチビが生まれた5年前。

     味噌を友人たちと一緒に作り始めて3年。
     この季節になると毎年わが家に集まり、1年ぶりに会う。
     そして、この1年の月日の経過をおたがいにふりかえる。

     3年前、ダンナさんを亡くしたデザイナーのHさん。
     一緒に味噌を作り始めて3回目になるが、今年初めて、亡くなったダンナさんの話をした。
    「いまでも家に帰ると『ただいま』って、つい言っちゃうんですよね(笑)」
    「神社でお参りするかのように、ダンナの仏壇に『お金が儲かりますように』とか、『素敵な彼氏ができますように』ってお願いするんですよ(笑)」
     
     こんなふうに冗談が言えるくらいまで、ダンナさんの死を受け入れられるようになった。
     嬉しかった。
     なにかつらい出来事を「受け入れられた人」って、強い。

     持ち寄りにしたら、たくさんの美味しいものが集まった。
     美肌になる雑穀入りのベーグル、納豆と豆乳で作ったグラタン、豆腐チーズ、お稲荷さん、鯖リエット、クリームチーズのロールキャベツ、生ハムなどなど。
     

     年に1回、こんなふうに集まれる女友だちが、60歳、70歳になってもいたらいいな。
     5周年、10周年、20周年……。
     年をとるのがどんどん楽しくなる。

     つまり、未来にたくさんの希望があるということだ。
     Hさんが新しい伴侶を見つけたり、うちの長男ユーゴーが結婚して子供が生まれたり、高校入学後に速攻退学転校したきゃりーぱみゅぱみゅなMさんの娘さんが結婚したり、スタイリストのSさんが仕事を辞めて帽子デザイナーになったり、Mさんのオーガニックカフェの支店がNYにできたりなどなど、未来で何が起こるかわからない。
     未来にはたくさんの出来事が待ち構えている。
     年をとるのがどんどん楽しくなる。
     年をとるのが楽しくなる人生って、幸せだなと思う。





     
     

    何事もやってみないとわからない

    • 2013.03.01 Friday
    • 09:15
      
     先日、玄関のチャイムがピンポーンと鳴った。
    「こんにちはー!」と若い男性の元気な声がするので、宅急便屋さんかと思い、こちらも元気に、
    「はーい!」
     と玄関を開けたら、ちがった…。
     ダスキンの営業さんだった。

     えーー、ダスキン!!
     ダスキンの人気商品「スタイルフロアLaLa(ララ)」という商品の営業をしている男性が玄関先に立ち、お試しにぜひ使ってみてほしいという。
     契約するつもりは毛頭なかったが、無料であるなら試しに使ってみようと思った。
     そして、あれから2週間…。

     ホコリがとれるとれる!
     いままで見て見ぬフリをしていたソファーの下、棚の下・上・脇、カーテンレールの上、照明器具の上、壁時計につもったホコリがなんのストレスもなくとれるのだ。
     感動的な使い心地。
     4週間レンタルで997円。
     考えようでは非常に安い。

     雑巾でもなく、モップでもなく、静電気でホコリを吸い付けるハタキタイプでもなく、掃除機でもなく、求めていたのはこういう掃除用具だったのだ、と気づく。
     何事も使ってみないとわからない。
     
     先日、買うつもりは毛頭なかったカレーを息子たちと一緒にスーパーで試食をし、そのあまりの美味しさに即効大ファンになって即買いしたのがマスコット「印度の味ー辛口カレーペースト」598円。バターチキンもめちゃくちゃ美味しい。
     600円もする高い商品ではあるが、家族4人で十分楽しめ、外食したと思えば安い安い。
     手軽に作れ、これなら休日のランチにもってこいだ。
     何事も食べてみないとわからない。

     迷っているうちは、何事もすすまない。
     先日、英語の講師になろうか迷っている女性がわたしのレッスンを見学に来たが、あの女性ははたして決心しただろうか。
     何事もやってみないとわからない。

     いっけん高いと感じるものも、実際はそうでもないことがある。
     いっけん大変と感じることも、実際はそうでもないことがある。
     何事もやってみないとわからない。
     

     
     

     

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