映画『君の名は。』を息子たちと観る

 

昨年末、ファミリーサポートで2歳の女の子をお預かりした。

保育園には空きがなくて入れず、一時保育のため延長できない。

わたしが5時にお迎えに行き、ママが帰ってくる7時半までうちで預かって一緒に夕飯を食べる。

 

ママはお仕事をしているわけではない。

では、なぜ保育園なのか?

なぜ、帰りが夜の7時半なのか?

 

理由は、長女の看護。

お姉ちゃんが成育医療センターに入院している。いま6歳。小児がんだ。

新しい抗ガン剤を試しているさいちゅうで、その治療を受けるために岡山県倉敷から家族で引っ越してきた。

 

うちにお迎えにきたママがひとこと、わたしに言った。

「新しい抗ガン剤は、医者が言うにはそんなに悪くはないらしいです。

でも、がんを治すものではありません。

進行を止めているだけなんです。

だから、小学校の入学に向けて、いったん退院しておうちで看病してもいいですよ、と言われました。

でも、この時期はインフルエンザも心配で。

もし、あの子をうちに連れて帰ってきたら、一緒に何をしてあげたらいいと思いますか?

『これをしておけばよかった』というような、子育てで何か後悔しないための『やるべきこと』って何だと思いますか?」

 

その言葉を聞いて、ママは娘の死を覚悟しているのだ、と知った。

そう思うとどんな言葉をかけてあげたらいいのか。

「ただ、家族みんなで一緒に過ごすことなのではないでしょうか。同じ時間を一緒に過ごすこと、それが親子という関係性をつくっていくのだと思います。

いま入院しているから家族で過ごすことができません。きっと他の子たちと同じように、家で家族で一緒にご飯を食べたり、お風呂に入ったり、ママと一緒のお布団で寝たり。それだけでいいのかもしれません」

 

あたりまえのこと。

わたしたちは、そのあたりまえのことへの感謝の気持ちをいつも忘れてしまっている。

家族そろってふつうにご飯を食べること。

それがどれだけありがたいことか。

そのママがあらためて教えてくれた。

 

我が家は、お正月に車で新潟と秋田へ帰省し、雪遊びし、祖父母とおしゃべりしたりケンカしたりしながら、一緒にカッパ寿司に行ったりワイワイ楽しい時間を過ごした。

わたしは息子たちと、映画『君の名は。』を見てボロ泣きしました。

息子たちと同じ映画を観て、一緒の時間を同じ空間で過ごし、一緒に感動する。

これってなんて素晴らしいこと。

 

『君の名は。』は、『千と千尋の神隠し』に次いで歴代邦画2位。中国でも公開され爆発的にヒットしている。

勝因は、ヒットメーカー・川村元気がプロデュースしたこととも言われる。

コラムニスト中森明夫が川村元気にインタビューした記事での言葉が胸に刺さった。

 

以下抜粋。

観客は本当に恐ろしい」と彼は言う。「個々では間違ったことを言っているように見えて、1万人レベルになると急に全体としてある正解を描く−−でもそこと戦うのが最強にクリエーティブな瞬間」だと。自分の仕事は「大衆の集合的無意識にアクセスすること」とも言う。

 

さて、次は息子たちと一緒に何を観ようか?

家族で同じ時間を過ごすことで、家族の集合無意識、たとえば同じ価値観のようなものが形成されていく。

良い映画、良い本、素敵な人、ワクワクする時間をいっぱい共有していきたい。

俗悪なものにかまけている時間はない。

 

 

 

 

 

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