もっとも学びが得られること
- 2017.01.10 Tuesday
- 08:22
本を読んだり、テレビを見たり、映画を見たり、音楽を聴いたり、ネットを見たり、私たちはつねに外からの刺激を受けている。
体に生まれ持って備った免疫力が刺激によって活性化されるように、心も刺激によって活性化される。
たくさんの学びがあり、得られた情報から自分の中でカテゴライズしながら自分の中に取り込んでいく。
これら外からの刺激の中で、もっともたくさんの学びが得られるものがある。
それが人間だ。
しかも、嫌いなタイプの人間。
なんだそれ!? と、あまりにも自分の中の常識と異なる言動をとる人。
えっ、ひどい! と、あまりにも嫌味な言葉を吐く人。
このような刺激を与える人に対してムカっ腹が立つが、自分の中で反芻しながら、
「何を私に学ばせようとしているのか?」
と考えると、驚くほどたくさんの学びがあることに気づく。
というのも、まったく自分とはタイプの違う人間で、一緒にいるだけでムカっ腹が立つ人間が、なぜかいつも側にいて、いつもムカムカさせられる。
そこでハタと立ち止まり、「何を私に学ばせようとしているのか?」と考えると、じつはたくさんのことを私に教えてくれていることに気づかされる。
いいね、いいね、と安易に共感してくれる人などよりも、反面教師は多くのことを教えてくれるのだ。
おそらく心の弱い人(私の母親とか主人の母のようなタイプの人)は、永遠のループにはまってずっと相手の悪いことを怨みつらみのように悶々と悩み続けるのだろう。
だけど、このループを抜けるには、
「何を私に学ばせようとしているのか?」
と考えること。
すると、ループから抜け出すきっかけとなる。
なにしろ自分を見つめることが、「私」を自分の中から取り出す作業になるからだ。
本を読んだり、テレビを見たり、映画を見たり、音楽を聴いたり、ネットを見たりするより、たくさん、しかも無料で教材を提供してくれるそんな人間たちに心からありがとうを言おう。
ムカムカがスッと消え去ります。
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