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    「ユーゴー玉」の恐るべしパワー

    • 2012.03.30 Friday
    • 15:55
     
     ポケモンに「きあい玉」というワザがある。
     地下水脈の穴の地下1階で入手できる(?)らしいが、テレビを見ていると、見えない気合いを空中に緑色の玉に丸めて相手にぶつける。

     昨日、何年ぶりかで会った近所の元女子大生がいる。
     当時たしか二十歳の祝いに両親に買ってもらった着物を着て写った晴れ姿を写真で見せてもらった記憶があるが、年齢を聞くと、今度24歳になるという。
     月日が経つのは早い。

     会った当時は、学ぶ目的を見失って大学を休学中で、一度は復帰してみたものの、やはり大学で学ぶことに違和感を感じ、最終的に退学の道を選んだ。
     大学で紹介された心療内科に通ったり、薬を飲んだりしながら心の治療を続けていたが、最近では薬を飲むことなく、月に一度のカウンセリングを行なっているという。

     いままのままの自分ではダメだ。

     そのことは、本人はわかりすぎるほどわかっているのに、自分ではどうすることもできない。
     バイトでもしようかと思っても、果たして自分ができるのだろうかと不安になり、採用窓口に電話するのが億劫でコワいと悩む。

     彼女が来て、子どもたちと一緒にピザを生地から作った。
     プチお料理教室だ。
     発酵なしで作る生地をみんなで粘土のようにこね、生地を丸めて伸ばし、鉄のフライパンで一度焼いてから、トマトソース、玉ねぎ、ソーセージ、チーズをトッピングしていく。
     料理は、作業療法のようなもの。
     なにか手を動かしていると、悩みと少しだけ遠ざかることができる。

     食器の片付けを彼女に頼み、ユーゴーとコウダイはお手伝い。
     彼女の仕事ぶりをユーゴーが、
    「お姉ちゃん、食器を洗うのが上手だね!」
     と褒めた。
     ユーゴーはじつに褒め上手なのだ。

    「ユーゴーは褒めるのがすごく上手いんだよ。人間をよく見ていて、良いところをすぐに褒めてくれるんだ」
     褒め上手なユーゴーをさらにわたしが褒める。
     褒めることが連鎖していくのを見るのは、なかなか気分がいい。
     しかし、その連鎖は彼女のところでストップした。
     相手になかなか目は向かず、いつでも自分のことでいっぱいだからだ。

    「そういう子を育てるには、親がやっぱり褒めて育てないとダメですよね。わたしなんて褒めてあげられる自信がない……。そもそもわたしが子どもをもてるのかどうか……」
     彼女は謙虚というより、自己評価が低く、いつでも自分に自信が持てない。

     その時、ユーゴーの「きあい玉」が飛んだ。
    「人間って、どうして自分を否定するのかなあ?」
     ユーゴーのパワーが「きあい玉」のように緑の炎となって、彼女の胸に突き刺さった。
     言われた彼女はハッとして、ユーゴーを見た。
    「褒められたら、素直に『ありがとう』って言えばいいんだよ」
     ユーゴーの「きあい玉」が彼女の閉ざされたハートを解き放ち、そのあとの言葉がじわじわと彼女を温めていく。

    「ここのままではいけないと思っているんですけど、なにをするのもコワくて」
     彼女はデザートピザを食べながらつぶやいた。
    「どこかの会社に入ろうとか、就職しようとか、ハードルをあまり高くしないで、できるところからやってみたら?」
     わたしが彼女にアドバイスしていると、その様子をブロックで遊びながら聞いていたユーゴーから、また「きあい玉」が飛んできた。

    「バイトすればいいじゃん!」

     言われた彼女はハッとして、ユーゴーを見た。
    「そ、そうだよね」
     その時、自分のぐずぐずに初めて気づいたような表情をした。

     本当はもっといろいろ話したいことがあっただろうに、日が暮れてきたので彼女は「ご迷惑だから」と遠慮して帰って行った。
     彼女は親が転勤族で、いろんなところを点々としてきた影響もあってか、良い子すぎるくらい良い子だ。
     もっとワルになってもいいくらい。

     彼女が帰ってから1時間後、メールがあった。

    「家に帰ってすぐ電話して、バイトの面接を取りつけることができました。あんなに悩んでいたのがウソみたい。ユーゴー君の『バイトすればいいじゃん!』のひと言に救われました」
     という内容だ。

     ユーゴー玉の威力はすごい。
     親も知人も病院の先生も動かせなかった彼女の心を、ユーゴーはいともあっさり動かしてしまったのだ。
     
    「きあい玉」は地下水脈の穴の地下1階で入手できるが、「ユーゴー玉」を手に入れたい方は、ぜひ我が家へ。

     おいしいピザもあります。







    手みやげに鶏の照り焼き

    • 2011.06.13 Monday
    • 09:12
     
    鶏肉が好きだ!
    大好きだ!!
    訪問するお宅も鶏肉が好き!!!
    これは照り焼きを作るっきゃない!!!!

    同量のしょうゆとみりんを混ぜ、ハチミツ(砂糖でもOK)を加える。
    包丁の腹でつぶしたにんにくを2片を入れる。
    (ネギの青い部分を入れても)
    甘みはお好みで、みりんやハチミツを増やす。

    一晩漬け込んだ鶏もも肉2枚を
    (漬け込むのがポイント)
    よく汁気を切って、テフロン加工のフライパンで中火で皮面から焼く。
    (皮から油がでてくるので、サラダ油はしかなくてもOK)

    裏返して焼き色がついたら、
    残りの漬けだれを加え、フタをしてじっくり焼けばできあがり!

    この照り焼きと、
    塩をもみ込み一晩寝かせた鶏もも肉2枚をそれぞれジップロックにつめて、
    塩焼きは現地(訪問先のお宅)で焼かせてもらう。

    とっても喜ばれました♪
    おみやげにカレーパン、フルーツたっぷりのゼリーやお菓子をたくさんをいただきました。
    物々交換って、好きです。

    フライパンや鍋を使わずレンチンで作る、
    「知りたがり!淳のおもてなしゴハンのレシピ」で観たヤミーさんの「手羽とフキのお酢の煮込み」は、次回挑戦してみようと思ってます。





    思いをモノで伝える

    • 2011.06.08 Wednesday
    • 11:16
     
    元気にしているかな?
    とか、
    いつもあなたのことを思っているよ、
    という気持ちをどうやって伝えればいいんだろう?
    ただ思っているだけで伝わるんだろうか?

    昨日郵便局に荷物を出しに行った。
    1月に仕込んだ味噌が食べごろを向かえ、母に送るためだ。
    列に並んだ年輩の女性に局員さんが、
    「中身は何ですか?」
    と聞き、
    「パンなんです」
    というやりとりを耳にし、
    思わず、
    「手作りですか?」
    と聞いてしまった。

    聞きたかったのは、手作りか買ったものかではなく、
    誰に、どんな気持ちを送ろうとしているのか知りたかったのだ。
    「戸越銀座に住んでいる娘がパンが大好きで、
    おいしそうなパンが売っているのをみて、ついいっぱい買っちゃって(笑)」
    と嬉しそうに言った。
    もらうほより、送った人のほうが幸せになるかもしれない。
    なんだか焼きたてのホカホカパンを手にしたような
    温かい気持ちになった。

    社交儀礼でモノを送るのは、
    「いつもお世話になっています」
    という儀礼の陰に、
    「次もお仕事まわしてくださいね」
    というプレッシャーだったり、
    「昇進よろしく」
    みたいな裏メッセージが見え見えで、つい送るのをためらってしまう。

    それに比べ、親子どうし友人どうしの贈り物はいいな、
    と思う。
    私もいずれ自立した息子たちに、モノを送るんだろうな、
    と思いつつ、
    親がいろんなモノを送ってくれることに感謝する。

    モノには、
    元気にしているかな?
    とか、
    いつもあなたのことを思っているよ、
    という優しいメッセージが込められている。



    シャケで作るサーモンローフ

    • 2011.05.19 Thursday
    • 09:49
     
    こんどMちゃんママのおうちへおじゃまする。
    ダンナさんはクラシックの作曲家だ。
    我が家では、狛江のバッハと呼んでいる。

    そのとき、「甘辛ソースのサーモンローフ」を作ってみようと思う。
    なんとこのソースはいちごジャムとマスタード。
    テレビでゲストのみなさんが絶賛。
    どんな味???
    非常に興味深かったせいである。

    Mちゃんママは、チビの保育園のママ友だち。
    Mちゃんママもそうだが、
    兄ちゃんのときの親たちとはあきらかに何かが違う。
    世代の違い?
    キャラの違い?
    いろいろな要素がからみあっているのだろう。

    ひとつは親の出席率。
    保育園だからみなママたちは仕事を持っているわけが、
    万障お繰り合わせの上、参加している。
    すごい!
    スケジュールの調整って、面倒で手間のかかる作業である。

    Mちゃんママとたまたま仲良くなって、
    2人で夜の飲み会を計画したのだが、
    これもまた出席率が非常に高い!
    Mちゃんママは、生まれながらにどんなママが相手でも、
    正面から扉を叩いて、心を開く技を持っている人。
    いまでは私とMちゃんママは、「自称・宴会部長」となり、
    折りにふれて飲み会を実施している。

    進級したときの役員決めも、「わたし、やりま〜す♪」という人がたくさんいて、
    非常にスムーズに決まった。
    兄ちゃんのときは「あみだ」でなんとか役員を決めていたのに!

    ある人が、
    「子どもを見ると、ホント、親がわかるのよね〜」
    としみじみと言っていたのを思い出す。
    うちのチビのクラスの子たちは、こんなふうな大人に成長していくのだろう。

    子どもは、のびのび自由に育てたい。
    でも、ちゃんといけないことはいけない、と理解してほしい。
    このバランスが難しいところだが、
    不思議なもので、子どもは親が嫌がることを自然としなくなるのだ。

    こわいくらい、子どもは親の生き方を見ている。
    口ではなく、やっぱり背中らしい。
    子どもの行動でカチンとくるのは、
    自分と同じようなことをしているときだったり(笑)!

    学校でちゃんと勉強してほしいなら、
    まずは、おおげさなくらい家で
    先生の素晴らしい部分を褒めたたえるといいかも!?

    先生の言うことを聞く目的は、
    与えられた課題をなんの疑いもなくやる従順さや
    良い子にする、あるいは先生の点数稼ぎをすることではなく、
    先生が持っている有益な知恵や情報を得ること。
    社会に繋がる窓口の1つである先生を「うまく」使わなきゃ損だと思う。

    さて、甘辛ソースのサーモンローフ。
    どんな味か、楽しみだ。









    たまらなくダルい

    • 2009.08.10 Monday
    • 16:34
    昨日は楽しいパーティに行ってきました!
    以前、一緒に本を作った「vegi dining」の庄司さん宅へ。
    野菜三昧、ワイン三昧。
    いやいや飲み過ぎました。

    手みやげは、手作りにんじんパンと、タンドリーチキンです。

    090809にんじんパン.JPG


    090809タンドリーチキン.JPG

    生理初日ということもあり、
    今日は頭が痛い。
    カラダがダルい。
    眠い。
    お陰でパパちゃんのお弁当もお休み。

    先週、姫野友美先生のお話を伺う機会に恵まれた。
    「おもいッきりテレビ」など、
    テレビでも大活躍されている人気の心療内科の先生。

    そのお話によると、PMS(月経前症候群)は、
    新たな卵をつくるための休息期間。
    『女はなぜ突然怒り出すのか?』の著書を抜粋すると、

    こころはやる気が失せ、集中力も欠き、イライラして、すぐにカーッとなったり落ちこんだりすることが多くなる。体も重く、頭痛や眠気などあちこちに不調を感じる。
    (中略)
    なかでも特にPMSの時期に目立つ変化が、攻撃性が高まることだ。

    げっ!!!
    これは、まさに今の私自身ではないか!

    攻撃性が高まる理由は、
    生理前はもしかしたら妊娠しているかもしれないという時期でもあり、
    母体を守るための女がとる行動、「母性的攻撃行動」と言われるもの。

    もし、イライラしていたらまず、自分に問いかける。
    「もしかしたら、生理前ではないか?」
    始まる直前が、もっともイライラする。

    つぎに、
    「肉を食べているか?」と問う。
    精神を安定させる脳内ホルモン「セロトニン」を形成するためには、
    鉄分が非常に大切なのだ。
    ほうれん草などでは、3%しか摂取されないので、
    肉を食べるのがもっともいいらしい。

    PMSの女性を落ちつかせるために男性ができること。
    それが、
    「15分、話を聞く」こと。
    患者さんが話し出して、少し落ちつくまでの診療時間の平均が15分だという。
    男性はただ「うんうん」と話を聞いてあげましょう。

    男性の脳は「解決脳」といわれるため、
    すぐに解決策を提案しようとする。
    しかし、
    女性が求めているのは、解決ではなく、「共感」。
    うんうん、大変だね、と相づちしてもらうだけでいいのだ。

    女性側も、男性に話を聞いてもらうために大切なのは、
    先に結論から話すこと。
    「ねえ、ねえ、ちょっと愚痴だけど聞いてくれる?」
    とか、
    「ねえねえ、子供のことなんだけどさ」
    など。

    男と女。
    違うから一緒に生活できるのかもしれない。
    さらに詳しく知りたい方は、
    是非、『女はなぜ突然怒り出すのか?』をオススメします。

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